G20とは?世界経済の中枢を担う国際会議をわかりやすく解説

世界について

G20(主要20か国・地域/Group of Twenty)は、世界のGDPの約8割、人口の約3分の2、貿易量の約75%を占める国家・地域が参加する、最も重要な国際経済協議の枠組みです。世界経済の安定や金融システムの強化、持続可能な成長を目指し、各国首脳や財務大臣が議論を行います。

G20が誕生した背景

G20は1999年のアジア通貨危機をきっかけに創設されました。当時、G7だけでは世界経済の安定に十分ではなく、新興国を含めた協議の枠組みが必要と判断されたためです。

その後、2008年のリーマンショックを受けてG20首脳会議(サミット)が開催され、世界規模の金融危機に対応する中心的役割を担う存在へと発展しました。

G20のメンバー一覧

G20は先進国と新興国が参加しており、以下の国々・地域で構成されています。

■ G7(先進国)

  • 日本
  • アメリカ
  • カナダ
  • イギリス
  • ドイツ
  • フランス
  • イタリア
  • EU(欧州連合)

■ G7以外の新興国・地域

  • 中国
  • 韓国
  • インド
  • インドネシア
  • サウジアラビア
  • トルコ
  • メキシコ
  • ブラジル
  • アルゼンチン
  • 南アフリカ
  • オーストラリア

G20で議論される主なテーマ

G20では、世界経済を中心に、社会・環境を含めた多様なテーマが議論されます。

1. 世界経済・金融政策

  • 金融危機への対応
  • 物価やインフレ対策
  • 各国中央銀行の協調

2. 国際貿易

  • 自由貿易の推進
  • 保護主義への対処
  • WTO改革

3. 国際課税(デジタル課税・法人税)

  • GAFAなど巨大IT企業への国際的な課税ルール
  • 最低法人税率の統一

4. 気候変動・エネルギー

  • 地球温暖化対策
  • 再生可能エネルギーの推進
  • 脱炭素社会への移行

5. 貧困・開発支援

  • 新興国への資金援助
  • 教育・医療支援
  • 債務問題への対応

6. デジタル化・AIの国際ルール

  • データ流通の国際基準
  • AIの倫理と安全性

G7との違い

項目 G20 G7 加盟国 20か国・地域(新興国を含む) 7先進国+EU 目的 世界経済の調整、幅広いテーマの議論 先進国による政治・外交の方向性決定 特色 多様性が高く、合意形成が難しい 価値観が共有され、決定が早い

日本の役割

日本は創設メンバーとして重要な役割を果たしています。高度な経済力や技術力、アジアの民主主義国としての安定性により、国際協議において信頼度の高い存在です。

2019年には大阪でG20サミットを主催し、世界の注目を集めました。

まとめ

G20は、先進国と新興国が協力して世界経済の安定を図るための最重要会議です。金融政策、貿易、気候変動、デジタル化など、現代社会の幅広い課題に取り組むグローバルな枠組みとして、今後も大きな役割を担っていくことが期待されています。

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