イントロやアウトロの「トロ」とは何か?
音楽や動画の世界でよく耳にする「イントロ」や「アウトロ」。
これらの言葉の共通部分である「トロ」とは、一体どういう意味なのでしょうか。実はこれは、日本語由来の表現ではなく、英語にルーツがあります。
イントロの意味
「イントロ(intro)」は「イントロダクション(introduction)」の略です。
英語の introduction には「導入」「紹介」といった意味があり、音楽では曲の冒頭部分を指します。
楽曲が始まる前に雰囲気を作り出したり、聴く人を引き込む役割を持つのがイントロです。
アウトロの意味
「アウトロ(outro)」は「アウトロダクション(outroduction)」を省略した形と言われます。
ただし、実際には「outroduction」という単語は英語の正式な辞書にはほとんど載っていません。
これは「introduction」に対して「outro」という造語が使われるようになったためです。
つまり「アウトロ」は「曲の終わり」「締めくくり部分」を意味し、音楽だけでなく映像作品や演劇などでも用いられる表現です。
「トロ」の部分の正体
「イントロ(intro)」や「アウトロ(outro)」の「トロ」は、実は「-tro」という接尾辞から来ています。
これは「introduction」「outroduction」の最後の部分「-duction」を省略し、短くわかりやすい形にした結果です。
つまり「トロ」という単独の意味があるわけではなく、略語の中で残った部分なのです。
まとめ
- イントロ=introduction(導入部分)の略
- アウトロ=outro(曲の終わりを指す造語)
- 「トロ」自体に独立した意味はなく、単語を省略した結果残った部分
音楽を聴いたり映像を観るとき、何気なく使っている「イントロ」「アウトロ」ですが、
その背景を知ると、より作品の構成を意識して楽しめるようになるでしょう。
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