カルボナーラは、シンプルな材料で作れるのに、奥が深いパスタ料理です。でも、「ダマになってしまう」「卵が固まってボソボソになる」といった失敗も多いですよね。そこで今回は、絶対に失敗しないカルボナーラの作り方 を、プロの視点で詳しく解説します!
1. カルボナーラとは?
カルボナーラは、イタリア・ローマ発祥のパスタ料理。本場では生クリームを使わず、卵とチーズの力だけで濃厚なソースを作るのが特徴 です。
しかし、日本では生クリームを加えてよりクリーミーに仕上げるアレンジも人気。今回は、本格派&クリーム入りの2種類のレシピ を紹介します!
2. 本格カルボナーラ(生クリームなし)
材料(2人分)
• スパゲッティ:160g
• グアンチャーレ(なければパンチェッタやベーコンでも可):80g
• 卵黄:2個
• パルミジャーノ・レッジャーノ(またはペコリーノ・ロマーノ):40g
• 黒こしょう:適量
• オリーブオイル:小さじ1
• 塩:適量
作り方
① グアンチャーレを炒める
グアンチャーレ(またはベーコン)を1cm角の棒状にカットし、オリーブオイルを引いたフライパンで弱火から中火でじっくり炒めます。脂が溶け出し、カリカリになったら火を止めておきます。
② 卵液を作る
ボウルに卵黄とすりおろしたチーズ、黒こしょうを加えてよく混ぜます。 ここで塩を入れすぎるとしょっぱくなるので注意!
③ パスタを茹でる
塩(1Lあたり約10g)を加えたたっぷりのお湯で、スパゲッティを 袋の表示時間より1分短めに茹でます。
④ 乳化させる
茹で上がったパスタをフライパンに入れ、火を止めた状態で茹で汁を大さじ2加えて全体をなじませます。これが卵液と絡みやすくするポイント!
⑤ 余熱で卵を絡める
火を止めたまま、②の卵液を加えてすばやく混ぜます。
→ 火がついていると卵がスクランブルエッグ状になってしまうので注意!
⑥ 仕上げる
お皿に盛り、黒こしょうと追いチーズをたっぷりふって完成!
3. 生クリーム入りカルボナーラ(濃厚クリーミータイプ)
材料(2人分)
• スパゲッティ:160g
• ベーコン:80g
• 卵黄:1個
• 全卵:1個
• 生クリーム(動物性推奨):100ml
• 粉チーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ):30g
• 黒こしょう:適量
• バター:5g(オリーブオイルの代用)
• 塩:適量
作り方
本格レシピと同じ流れですが、卵液に生クリームを加え、バターでベーコンを炒めるのがポイント。仕上がりがよりクリーミーになり、日本人好みの味わいになります。
① グアンチャーレを炒める
グアンチャーレ(またはベーコン)を1cm角の棒状にカットし、オリーブオイルを引いたフライパンで弱火から中火でじっくり炒めます。脂が溶け出し、カリカリになったら火を止めておきます。
② 卵液を作る
ボウルに卵黄とすりおろしたチーズ、黒こしょうを加えてよく混ぜます。 ここで塩を入れすぎるとしょっぱくなるので注意!
③ パスタを茹でる
塩(1Lあたり約10g)を加えたたっぷりのお湯で、スパゲッティを 袋の表示時間より1分短めに茹でます。
④ 乳化させる
茹で上がったパスタをフライパンに入れ、火を止めた状態で茹で汁を大さじ2加えて全体をなじませます。これが卵液と絡みやすくするポイント!
⑤ 余熱で卵を絡める
火を止めたまま、②の卵液を加えてすばやく混ぜます。
→ 火がついていると卵がスクランブルエッグ状になってしまうので注意!
⑥ 仕上げる
お皿に盛り、黒こしょうと追いチーズをたっぷりふって完成!
4. 失敗しないポイント
① ソースを火にかけない!
カルボナーラの最大の失敗は 卵がスクランブルエッグになること。
火を止めた状態で卵液を加える ことで、とろとろのソースに仕上がります。
② 茹で汁をうまく使う
茹で汁を加えることで、卵がダマになりにくく、ソースがパスタに絡みやすくなります。目安は 大さじ2杯ほど。
③ 塩加減に注意
チーズやベーコンに塩分が含まれているため、味を見ながら塩を加える のがコツ。入れすぎるとしょっぱくなりすぎるので注意!
5. より美味しく作るコツ
チーズは必ずすりおろしたものを使う
市販の粉チーズよりも、塊のパルミジャーノ・レッジャーノやペコリーノ・ロマーノをすりおろして使うと風味が段違い!
黒こしょうはたっぷり!
カルボナーラ(carbonara)は「炭焼き職人風」という意味で、炭(カーボン)=黒こしょう をふんだんに使うのが本場のスタイル。
卵黄と全卵を使い分ける
• 卵黄のみ → ねっとり濃厚な仕上がり
• 卵白入り → 軽めでなめらかな仕上がり
6. まとめ
カルボナーラを美味しく作るコツは、
✅ ソースを火にかけない
✅ 茹で汁で乳化させる
✅ チーズと黒こしょうをしっかり使う
このポイントを押さえれば、誰でも 本格的なカルボナーラを失敗せずに作ることができます! ぜひ試してみてくださいね。
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